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朝霧JAMS'環境いずむ「リサイクルできるものは、リサイクルする。」

 朝霧JAMだけでなくさまざまなイベント・フェスティバルにおいて、日常生活で はなかなか目に見えにくく、考えにくい社会的問題に対してできるところから対処していこう。

朝霧JAMS’では、フェスティバルで消費される紙食器や割り箸、飲み終えたペットボトルなどをゴミとしてではなく、リサイクル資源として再利用する「ゼロエミッション」の観点から環境について考えます。

野外フェスティバルという非日常で環境意識を啓蒙することで、「朝霧JAM」に参加したみんなの日常生活の中に、「ゼロエミッション」 の精神が自然に習慣として根付いていくよう活動しています。

 

※ゼロエミッションとは? 限りある資源の使用効率を高め、廃棄物(エミッション)をなくすころを目指す考え方 

 

可燃/紙食器/割りばし/残飯/ペットボトル/ボトルキャップ/スチール缶/アルミ缶可燃/紙食器/割りばし/残飯/ペットボトル/ボトルキャップ/スチール缶/アルミ缶

◇ 可燃

◇ 紙食器

◇ 割りばし

残飯

ペットボトル

ボトルキャップ

スチール缶

アルミ缶

朝霧JAMS' 「じゅんかんのわ」プロジェクト

朝霧JAMS’では、当日に出たごみを来場者の協力のもと分別回収をしています。

その中で紙食器を堆肥化し、数年前から農作物を育てる活動に取り組んでいます。

この活動の最終目標はその農作物を来場者の口に届けること。

ゴミを分別して捨てることの大切さを日常生活に持ち帰っていただくのとともに、リサイクルの循環の「わ」完成に向けて年間を通じて活動しています。

 

「じゅんかんのわ」のこれまで

以前よりイベント当日に出たゴミを、何らかの形でリサイクルし、ゴミを分別してくれたお客さんのもとに還元したいという、朝霧JAMS'環境部内で気運が高まっておりました。

当初は紙関係をリサイクルに回し、トイレットペーパー、ペットボトルから衣類、生ゴミを肥料にし、農作物。色々なアイデアは出ていましたが、時間とコスト、何よりこれを実現する為の協力団体がいないと言うことが最大のネックだったのです。

そんな最中、2008年の夏、とあるリサイクル業者と出会ったことがきっかけで話が急進。

翌年よりイベント当日に回収した紙食器を使った堆肥を使い、農作物の育成が始まります。

 

上記の様なイメージを目標とし、農作業経験皆無の朝霧JAMS'が「循環のわ」に挑みます。

最初は畑の耕し方、農作物の特性もよくわからず、プロのご意見、ご指導をもとに進めますが、天候に恵まれなかったり、上手く段取りが出来なかったり、失敗の連続。しかしそんな中でもジャガイモや、落花生、ニンジンなど、様々な作物が出来ることがわかり、フジロックの出店の際の材料としたり、自分たちで食べたりし、何となく2年という月日が流れます。

 

当初の目標が達成できないモヤモヤ感を抱え、どんな作物を、どんな形で来場者の皆さんに振舞うのが良いのかわからずに活動のシーズンを迎えようとしていた2011年の3月。

皆さんの記憶にも大きく刻まれた、あの東日本大震災が発生しました。

発生から時間が経つにつれ、私たちの耳に入ってきたのは東北地方の酪農家、農家が甚大な被害に遭っているという事実。

普段から朝霧JAMを通じて第一次産業に従事する方々と接していた私たちは、他人事とは思えず、そういった方々を支援したいという気持ちから復興の為のアクションを起こし始めます。

その一環としてこの「循環のわ」のプロジェクトも農作物を育て、それを来場者へ振る舞い、その対価として、東北酪農家の方々への義援金を募ろうということにしました。

では何を作り振舞うか?そんなことを考えていた際、コアスタッフの一人がとあるニュースを見ていました。

それは放射線による土壌汚染や風評被害で今年のサツマイモは売れないだろうと嘆く農家の方を映したニュース。

今回甚大な被害を受けた福島県の隣県である茨城県は、食用サツマイモの生産が日本一の県です。

丁度植え付けシーズンである春先。無理矢理なこじつけかもしれませんが、少しでも被災地に関わった物に触れることで、被災地に想いを馳せる。そんなことから、収穫も秋口で、尚かつ焚き火やBBQとも相性の良いサツマイモでヤキイモをしてもらおうと私たちは決めました。

 

このプロジェクトの育む意味

10月の朝霧高原という初冬を思わせる季節柄も相まって、毎年この企画は好評を博しております。

震災から数年たち、「東北支援」という言葉すら少しずつ風化する中ですが、求められているのは俄の支援ではなく、中長期的な展望を持った継続的な支援です。義援金の寄付や、物資郵送の様な直接的な支援も重要です。

でももっと大切なことは今後永続的に無理せず続けられる「復興アクション」なのではないかと私たちは考えます。

復興アクションと 一口に言っても、「節電」「被災地の特産物の購入」などその支援のやり方は様々です。

しかし、このサツマイモ募金を機に東北を思う。そんなことも復興アクションの一つなのではないかと私たちは考えます。真面目さだけでは、支援なんて慈善活動は続きません。

人間は欲深い生き物ですから、どこかで何かが満たされないと飽きてしまうし、時間が経てば忘れてしまうのです。

続けてくには時に楽しく、時に真面目に、そんなことが大事なのではないでしょうか?

私たち朝霧JAMS'はこの「循環のわ」を実践していくとともに、こういった募金という機会を設け、過去の忘れてはいけない出来事を喚起するという社会的問題の提議も、この環境活動と一緒に取組んでいきたいと考えます。